第2章…学校生活

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海は美沙があまりに動揺していた為 自分の感じたままを話す事にした。 海『アナタの闇は今はまだ眠っている…。だけど今のままの状況が続いて虐めがエスカレートしたらアナタの中で間違いなく闇が目覚めると思うわ…。ただ…その闇が私にも何なのかはわからない。でも目覚めたら恐ろしい事になると私は感じた。だからアナタに忠告した…ただ それだけだから。これ以上は私にもわからないし話す事はないわ』 海はそう告げ美沙を残し帰って行った。美沙は海の言っていた虐めの的になっているという事実と自分の中の闇が目覚める事で恐ろしい事が起こるという見えない恐怖と不安に駆られながら家路に着いた。 美沙(私が虐めの的?何で?…闇が目覚めるって…恐ろしい事って…わからない!!私はどうしたらいいの!?) 家に着いた美沙は玄関先で暫く海の言ってた事を考え そして何時間経ったのかわからないが玄関を開け家に入った。 勇『美沙お帰り。随分と遅かったけど学校で何かあったのか?』 浮かない顔をした美沙に心配しながら勇は声を掛けた。だが美沙は父親に心配を掛けまいと、 美沙『別に何もないから大丈夫。ただちょっと疲れただけだから…』 そう答え、自室に向かった。 これから始まる悲惨な事件の幕開けは直ぐ側まで来ていた。そして美沙の中の闇の歯車も動き出そうとしていた。
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