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第1章…転校生
母親が病気だった為に田舎町に引っ越して来た雨音家。
父親の勇は美沙を起こす為に美沙の部屋に来た。
勇『美沙?美沙?今日から学校だよ。そろそろ起きないと遅刻するぞ』
美沙『…うん。着替えたら下に行く…』
勇は妻であり美沙の母親である美里が亡くなってから性格が暗くなった美沙を気に掛けていた。
それもその筈…亡くなった美里は独りっ子の美沙を溺愛していたからだ。
とは言え美里が亡くなってから美沙は何かあれば直ぐに自分に助けを求めて来てはいたから そこまで心配と言う訳でもなかったが親としては娘が母親の死により性格が暗くなるのではないか気掛かりであった。
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