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そんな美沙を愛は面白くなく感じながらも亮の手前 愛想を振りまき2階…3階…屋上と順番に亮と共に案内して行った。
亮『基本的に屋上は鍵が掛かってて生徒は出入り出来ないんだ。時々 絵画の時間に使うぐらいだから…雨音さん?』
美沙『あっ…はい。わかりました』
反応の薄い美沙に対して痺れを切らしたのか愛は少し強く発言した。
愛『ちょっと雨音さん!?ちゃんと聞いてるの!?さっきから黙って頷いてるだけだけど!?』
その言葉に美沙は驚き後退りした。その瞬間 直ぐ後ろの階段を踏み外しそうになって危険を察した亮が美沙の腕を掴み危うく階段から転げ落ちそうだった美沙は その場に座り込んだ。
亮『大丈夫かい!?』
美沙『ええ…ごめんなさい』
亮『真鍋!突然そんな風に言ったら まだ雨音さんは慣れてないんだから驚くだろ!?』
愛『私そんなつもりじゃ…。ごめんなさい…』
亮『校内はだいたい案内したし今日はもういいだろう。真鍋は先に戻っていいよ。僕は雨音さんを保健室に連れて行くから…』
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