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愛は渋々と亮の言う通り教室に戻る事にした。
愛『雨音さん…ごめんなさいね。ちょっとキツイ言い方しちゃって驚かせてしまって…。亮もごめんなさい…田中先生には私から伝えておくわ』
心の中では美沙に対して良くは思ってない愛だったが この状況は明らかに自分に不利なので取り繕ったのだ。
亮『雨音さん大丈夫?立てる?』
美沙『ええ…ありがとう神村君。真鍋さんもごめんなさい…私がどんくさいだけだから気にしないで…』
亮『じゃあ真鍋…先生に伝えておいてくれ。さぁ~雨音さん行こうか?』
美沙を支えながら亮は保健室に向かった。
その様子を見て愛の中で美沙に対して敵視する気持ちが芽生え始めていた。
愛(何なのよ!あまりに無愛想だから注意しただけじゃない!亮君も何であんな暗い子を庇うの!?雨音 美沙…。気に入らないわ)
愛は今まで男子にちやほやされて来たから余計に美沙が気に入らなかった。
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