第3章…異変の始まり

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第3章…異変の始まり

自室に籠もった美沙はクローゼットから沙夜を出して学校での出来事や海から言われた事を全て話した。 美沙『沙夜…。私の闇って何んなの!?沙夜はわかる!?闇が目覚めると恐ろしい事になるって芹澤さんに言われても私はどうしたらいいのかわかんないよ!!私…怖い…』 美沙は泣きながら沙夜を抱きしめた。 沙夜《美沙は大丈夫よ。美沙は私。私は美沙。美沙は私が守るから…。何も怯える事なんてないの…大丈夫。私を信じて…美沙には私がいる》 美沙『そうだよね…。私には沙夜がいる…』 沙夜(そうだよ美沙。美沙には私がいる…何時も美沙の側にいるよ) 沙夜の言葉に不思議なくらい安堵する美沙…。まるで美沙は沙夜に操られるかのように眠りについた。 沙夜(美沙を苦しめる奴は許さない…美沙は私の大切な人…美沙は私。私は美沙) 眠りについた美沙に抱きしめられたまま呪文のように沙夜は言葉を繰り返していた。 沙夜(美沙を苦しめる奴は絶対に許さない…美沙の苦しみは私の苦しみ…美沙の敵は私の敵…) そんな沙夜の言葉を全く聞こえていない美沙は沙夜を抱きしめたまま深い眠りについていた。
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