272人が本棚に入れています
本棚に追加
/88ページ
第3章…異変の始まり
自室に籠もった美沙はクローゼットから沙夜を出して学校での出来事や海から言われた事を全て話した。
美沙『沙夜…。私の闇って何んなの!?沙夜はわかる!?闇が目覚めると恐ろしい事になるって芹澤さんに言われても私はどうしたらいいのかわかんないよ!!私…怖い…』
美沙は泣きながら沙夜を抱きしめた。
沙夜《美沙は大丈夫よ。美沙は私。私は美沙。美沙は私が守るから…。何も怯える事なんてないの…大丈夫。私を信じて…美沙には私がいる》
美沙『そうだよね…。私には沙夜がいる…』
沙夜
沙夜の言葉に不思議なくらい安堵する美沙…。まるで美沙は沙夜に操られるかのように眠りについた。
沙夜
眠りについた美沙に抱きしめられたまま呪文のように沙夜は言葉を繰り返していた。
沙夜
そんな沙夜の言葉を全く聞こえていない美沙は沙夜を抱きしめたまま深い眠りについていた。
最初のコメントを投稿しよう!