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でっかい氷塊が屋根を突き破って背中からぶつかってきたのだ。突然の衝撃にアリスはとっさに反応し、氷塊を避けたが、俺は当然派手にふっとばされた。
そのまま押しつぶされなかったのが不幸中の幸いというべきか。
「雲が……緋色……そして、いきなりの雹……」
アリスが真剣な顔になり、空を見つめる。
というか、これ雹だったんですか、俺てっきり⑨の仕業かt(ry
「ダラ、少し出かけましょう、屋根、直さないと」
「あ、そうですね……」
なんだか、大変なことが起こりそうである。
――続く――
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