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「でさ、さっき君がいじめられてる理由聞いたら両親がいないからだって、異端者だからだって、それ聞いてさ…もうブチ切れたんだよ」
女子生徒はさっきからずっと黙っている。
女子生徒はそれから決心したように顔を上げ口を開く。
「あ、あのね…?さっき助けてくれたとき…とても嬉しかった…本当にありがとう」
女子生徒はにっこり笑ってお礼を言う。
「おう、俺は当然のことをしただけだぜ」
「でも、それでも嬉しかった。でも、もうこれからはもう関わらなくていいよっ」
笑いながら、じゃあねと告げて女子生徒は屋上を出ようとする。
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