黒いゲーム

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「どうやって行くんだよ?」 甫が興味深々な様子で聞く。 「行き方は簡単です。これを利き手では無い方に着けて真ん中の赤いボタンを押すだけです。」 ではこれです。といい、クラスメイト三十人に黒い腕時計のようなものを配る。 「んなもんやってられっか!」 突如男子生徒の一人がゲームを下に叩きつける。 「何ですか?」 「やってられるかっつってんだよ!こんな訳わかんねえ奴をよ!」 男子生徒は叫ぶ。 それにつられて他の生徒まで口を出す。 .
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