黒いゲーム

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黒スーツのいなくなった教室…一斉にクラスメイトが騒ぎだす。 「どうするよ?」 「逃げられないんじゃ行くしかないでしょ…」 「こわいよぉ…」 十人十色、色んな感情が溢れる。 「皆!もう行くしかねぇだろ!覚悟決めろ!」 そうは言うは甫だった。 その辺はさすがリーダー格だ。一瞬でクラスをまとめる。 「じゃあ、全員せーので行くぞ!」 クラスメイトが頷く。 「じゃ行くぞ…」 「「せーの!!」」 クラス全員がボタンを押したかと思ったが、一人だけ押さずにまだ残っていた。 それは歩だった。 「まだいるんだろ?出て来いよ」 .
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