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「おい!お前ら!何やってんだよ!」
歩は耐えきれず、中へと入り怒鳴る。
「はっ?何やってんのって?見りゃ分かるだろ?」
歩はその声の主を横目で睨む。
そいつはクラスの中でもリーダー格の男子生徒で、名前は『仲村・甫(なかむら・はじめ)』だった。
「おい…何でいじめてんだ?」」
「何でって?そりゃ、こいつの親が異端者だからだ」
「異端者…?」
その言葉に女子生徒と歩は反応する。
「異端者は人類においての屑だ!地球にいていい存在じゃないんだ!」
歩はゆっくりと甫に近づく…
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