~聖剣について~

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~ジュワユーズについて~ ・ジュワユーズ(Joyeuse)とは、前述のデュランダルの項においてローランが仕えていた、シャルルマーニュ(カール大帝)は所持していたとされる剣である。 その名前は  『喜びにあふれた』 という意味である。 いくつかの伝説によると、柄頭には聖槍が埋め込まれていたらしい。 またある伝説によると、ジュワユーズはおそらくローランの剣『デュランダル』や、後述のクルタナと同じ材料から鍛えられているらしい。 11世紀のローランの歌はジュワユーズを以下のように描写している。 『(シャルルマーニュは)きめ細やかな白の鎖帷子と、金の鋲が打たれた兜を身に纏い、腰にはジュワユーズを帯びていた。 それに並ぶ剣は無く、また日に30回、その色彩を変えるという。』 ジュワユーズはシャルルマーニュの亡骸と共に埋葬されているとされている。 また別の説では、フランス、パリ郊外のサン=ドニ大聖堂に保管されており、フランス王の戴冠式に用いた後、ルーブル美術館に移された、するものや、オーストリア、音楽の都ウィーンの帝国博物館に保管されている、等と諸説入り乱れているらしい。 ・
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