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その中から二羽を選んで飼う事にした。まるで自分をアピールするかのようにぴいぴいと鳴いているインコの中から、二羽。
僕がまず目を付けたのは、鮮やかな黄色の羽毛の雛だった。他の雛より鳴き声が小さかったが、僕は直感的にこの雛に決めた。
すんなりと一羽目が決まり、もう一羽を選んでいると店員が、淡い水色の雛を指差して、
「これはよお喋るようなるで」
と言った。セキセイインコはオウム程ではないが、人の言葉を真似して話すのだ。
店員の言葉でその雛に決めた。
そうして、大阪のマンション十三階の我が家に、二羽のセキセイインコがくる事になった。
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