ととの11題

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01 「目隠しと叫びと」 目を開けているのに 目の前は真っ暗なまま 私に光は見えない アナタの姿を探すことも出来ない 涙が目隠しの中から溢れ出たとき 傍にある気配は悪趣味な微笑を私にくれた ――いつしか理性は消え去った 冷たい部屋に響き渡る自分の声 まだ、足りない もっと大きくもっと遠くまで 貴方に届くくらいに 怯む暇などない 早くアナタに会いたいと 貴方以外はいらないと 二人のために叫ぶよ そしてこの声が枯れたとき 眩しい光が私を包む ……そう信じたい
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