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「私だって…考えてるさ…」 彼女の手を握る呪神。 「バンドやらなくてもアナタの事好き。だからお願い。夢見るの…終わりにしよ?」 呪神は無言で彼女を抱き締めた。 当主もまた… 「我は…何の為に出て来たんだっけ?」 目の前には家事をこなす恋人。 認めたくはないが…幸せだ。 けど、これでいいのだろうか? その時だった。 「へえ…この人達、来日出来たんだ…」 春日の言葉でテレビに視線を向ける当主。 そこには――
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