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「……何?その顔?」
ガビーーーン!!的な感じの効果音が似合う顔です。
実にマヌケな顔ですね。
「止めろぉぉっ!バカな考えを起こすんじゃねぇ!」
ガッ!と掴み掛かってくる小池。
「何の話だよ!落ち着けよ!」
小池の手を掴み、無理矢理引きはがし、乱れた制服を整えます。
「境也よ…悪いこたぁ言わねぇ。彼女だけは止めとけ」
「?」
言っている意味がさっぱりですね。
何を止めろと?
「だからよ。結城さんには惚れるな」
「何で?」
冗談は顔だけにしでほしいものです。
何でコイツにそんなこと言われなくちゃならんのですか。
「オレが いつ 何処で 誰を好きになろうと、オレの勝手だ。お前にとやかく言われる筋合いなんかないね」
「まぁ話を聞けよ。お前が何も知らないまま彼女に告白しちまったら、下手すりゃ登校拒否なんてことになるかもしれんぞ」
「だぁかぁらぁ!!理由を言えよ!理由!」
じれったい奴!
コイツを学校に来れなくしてやろうかと思いましたが、今は話を聞くことにしましょう。
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