鬼の生徒会長

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小説とかマンガっていいよね。 どんな大怪我をしても、次のページには全回復してるんだもん。 ホント便利。 「会長ぉ。この資料なんだけど…」 「む。そうだな、これは…」 「会長さーん。野球部から設備新調の要請が…」 「そうだな。学校側に相談してみるか…」 と、まぁこんな感じで仕事は進み、もう作業終了はすぐそこに見えていた。 「さて、あとはこのダンボールを倉庫に運んで終わりですね」 ガムテープでグルグル巻きにされた箱を軽く叩く副会長。 他の皆も固まった体をほぐすように、伸びをする。 「あ、副会長!そのダンボール オレが運んできます」 「そうですか。では、お願いします」 ふふふ。さっきの作業では全く役にたてなかったからな… ここらで良い所を見せなければ…! 誰にも頼らず、1人で出来るって所を 「…で、倉庫ってのはドコですか?」 早速 人に頼りました。オレ涙目。 「倉庫は体育館を抜けた所にあるので、少し遠いですが頑張ってください」 「ラージャッ!」 こうして、新米生徒会員 新谷 境也の初ミッションがスタートしたのだが… まさかあんな事になろうとは…
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