鬼の生徒会長

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そんな微妙な雰囲気のまま生徒会室に戻ってまいりました。 会長…テレ隠しで扉壊すのやめてもらえませんか… 「ただいま戻りました…」 「おぉ!境くん!遅かったじゃないか!」 「境也、ご苦労様です。 会長?どうかしましたか?顔が真っ赤ですが…」 時雨さんんんんん!!? そこ触れちゃダメ!今は触れちゃらめぇぇぇ! 空気読んでぇぇぇ! 「べべべべ別に何も無かったぞ!? なあ境也!?」 そんな動揺しまりながら同意を求められても同意できません。 何ですかそのベタな動揺の仕方。マンガの世界の人間ですかアンタ。 「会長…何か怪しいです…」 ジロ… 会長を睨む凛子さん。 「何もないってば! そうだ!紅茶でも飲もう!な?」 そう言って会長は食器棚の扉を開きます。 「会長…外で境くんと何をしてたんですか?」 ガッシャァアアアアアン!! 会長は食器棚に突っ込んだ。 会長は力尽きた。
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