鬼の生徒会長

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「あぁー!やっぱり会長ったら境くんと外でいやらしい事してたんだー!」 会長の凄まじい動揺っぷりを見た凛子さんは、ずるーいとか言いながらオレにつかみ掛かってきた。 何がズルいんでしょうかね…全くもって意味不明であります。 会長も会長ですよ。 たかが諺(ことわざ)を間違えただけで何でそこまで動揺してるんですか。 「ち、違う違うっ!私は決してそういった下品な行為などしていない! ただ…!」 両手をぶんぶんと振りながら必死で誤解を説く会長。 そうです。それでいいんですよ会長。 もう暴露してしまいなさい。何もかも。 そして笑われなさい。思う存分に。 「ただ?何か言い訳でもあるんですか」 「ただ…諺を間違ったまま境也との会話に使ってしまったんだ…2階から目薬というのを3階から目薬と…」 ふふふ。さあ会長様! 笑われるがいい! アホキャラ設定である凛子さんに 「え~!?会長あったま悪ーい!」 とか言われるがいいいいいえあいうぅうぉぅ!! 「あはは!会長はバカだなー!2階じゃないよー。5階だよー」 この人も同レベルの知力でした。 本当にありがとうございます。
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