鬼の生徒会長

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「なぁ~んだ。二階なら二階って早く言ってくれればよかったのにぃ♪」 「言った!言いまくってた! 何なんだお前はっ!何で時雨の言う事は素直に聞き入れるんだ!? 不愉快だ!私は物凄く不愉快だぞ!」 現在、時刻は午後6時過ぎであります。 もう日は完全に傾き、薄暗い道を生徒会のメンバー全員で下校中な訳であります。 結局、あの愉快過ぎるケンカは、副会長こと時雨さんが止めてくれました。 だから何で時雨さんが会長じゃないのかと。 何で副会長をやっているのかと。 問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。 「なぁ!?冬真もそう思うだろ!? おかしいよな?絶対に!」 「いや、オレに話を振らんでくださいよ。面倒臭い…」 「ぬぬぬっ…!光夜はっ!? お前は私の見方だよな!?」 「スイマセン。キイテマセンデシタ」 「ソフトバンクのお兄ちゃん役の黒人かっ!」 あーあぁ…もう…うるさいなぁ。 この人って年中無休でこのテンションなのか? バッテリーの容量ハンパねーよ。 停電とか起きてもこの人にコンセントさせば全然問題なくね? 「時雨さん…会長っていつもこんな感じなんですか?」 「えぇ、まぁ大体はね。でも今日は特別ですね。 きっと貴方達が入ってきたから張り切ってるんですよ」 こっそりと尋ねたオレに合わせるように、時雨さんもこっそりと説明してくれた。 そして最後はお決まりのシャイニングスマイル! ぐぁっ!? 夜なのに!夜なのに何故かまぶしいっ!!
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