その名は結城 沙織!

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フッ…と息を吐く小池。 そして、オレの肩に手を置き 「彼女は彼氏なんか絶対に作らねぇ」 そう、ほざきやがりました。 「何でそんなこと分かるんだよ」 そう尋ねると、小池の野郎は呆れたようにため息をつきやがります。 何故でしょう。非常に腹が立ちます。 「お前、彼女の事何にも知らねぇんだな…」 「あのさ。その「オレは何でもしってますよ」的な雰囲気止めてくんない?殴りたくなる」 「仕方ない。何も知らないお前に、このスーパー親切大魔神のオレが結城さんのことを教えてやろう!」 無視ですか。 今は結城さんがどうとかより、コイツをどう殺すかの方が重要みたいです。 闇討ち?暗殺?毒殺? 「……お前…今、物騒な事考えてるだろ…」 「うん。色々考えたけど、やっぱりバラバラにして殺すのが1番だという答えに辿り着いた!」 「そこはウソでもいいから否定しろよっ!そんな親指立てながらサラッと物騒な事言わないでよっ!」 何の萌え要素もない男が泣きついてきた所で、オレの殺意は納まりません。 「おい。さっさと本題に入れよ小池。先生来ちまうよ」 「誰のせいだっ!誰の!」
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