6644人が本棚に入れています
本棚に追加
/268ページ
フッ…と息を吐く小池。
そして、オレの肩に手を置き
「彼女は彼氏なんか絶対に作らねぇ」
そう、ほざきやがりました。
「何でそんなこと分かるんだよ」
そう尋ねると、小池の野郎は呆れたようにため息をつきやがります。
何故でしょう。非常に腹が立ちます。
「お前、彼女の事何にも知らねぇんだな…」
「あのさ。その「オレは何でもしってますよ」的な雰囲気止めてくんない?殴りたくなる」
「仕方ない。何も知らないお前に、このスーパー親切大魔神のオレが結城さんのことを教えてやろう!」
無視ですか。
今は結城さんがどうとかより、コイツをどう殺すかの方が重要みたいです。
闇討ち?暗殺?毒殺?
「……お前…今、物騒な事考えてるだろ…」
「うん。色々考えたけど、やっぱりバラバラにして殺すのが1番だという答えに辿り着いた!」
「そこはウソでもいいから否定しろよっ!そんな親指立てながらサラッと物騒な事言わないでよっ!」
何の萌え要素もない男が泣きついてきた所で、オレの殺意は納まりません。
「おい。さっさと本題に入れよ小池。先生来ちまうよ」
「誰のせいだっ!誰の!」
最初のコメントを投稿しよう!