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ぬぅん!もう耐えられん!
…いいぜ、お前らがカオスを作るってんなら、まずはその
空気をぶっ壊す!
「ほ、ほぉら! こんな辛気臭い空気はやめてさ!何か明るく会話を」
「境也は黙ってなさい」
玉砕でした。
本当にありがとうございます。
会長に至ってはオレの話すら聞いてませんでした。
もうずっと上の空。
もういいや…
何もかもが面倒に感じたオレは、もはや完全に諦めて真っ黒な空気に包み込まれながら下校中であります。
会長は相変わらずカオナシ(千と千尋)みたいな顔してるし、結城は湯ばぁば(千と千尋)見たいな目で会長(カオナシ)を睨みつけてるし…
オレは一体何の役をすればいいんですかッ!
カエル!?
ハク!?
お腐れ神!?
ムスカ大佐!?
はははは!見ろ!人がゴミのようだぁぁ!ってか!?
うっさいわッ!
「はぁ…家までが遠く感じる…」
大きなため息と共に、愚痴も一緒にこぼれる。
たかが15分程度の下校路が、何時間にも感じます…
などと考えこんでいた、その時でした。
「うひょ♪ゲキカワねーちゃん2人組みはっけーん♪ 今ヒマ?」
なんともベタなナンパ野郎が降臨しました。
アンタ最高。なんという空気ブレイカー。
真っ黒なオーラもどこかへ吹っ飛んでいきました。
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