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「…まったく。いい歳をこいて痴漢とは…一回死んだ方がいいんじゃないか?」
まるでゴミを見るかのような目で気絶している男を見下す会長。
いや、この人は本当に会長なんですかね?
まさかこの人があのオッチョコチョイで若干天然な会長な訳がないですよねぇ?
「あ、あの……会長…ですよね?」
恐る恐る尋ねてみる。
少しでも口の聞き方を間違えれば、あの男の二の舞になり兼ねないからな…
「…ん?あぁ…驚かせてしまったか? すまないな」
いつもの笑顔で微笑み掛けてくる会長。
会長だ!この人は間違いなく会長だッ!
よかった!やっぱりオレの見間違いだった!
「はぁ~…もう!ビックリさせないでくださ」
「少し待っててくれ。あの男、まだ息があるようだ…仕留めてくる」
会長ぉぉぉぉぉぉぉぉぉッッッ!!?
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