6644人が本棚に入れています
本棚に追加
ゆらり…
不気味に体を揺らしながら男に歩み寄ろうとする会長を、オレは後ろから羽交い絞めにして静止させる。
殺りかねない!今のこの人なら本当に殺りかねない!
「…何だ境也?あのゴミを庇うつもりか…?」
「いや!庇うとかいう問題じゃなくてッ!殺人はダメですよ!犯罪ですよ犯罪! 会長ってばその歳でブタ箱に入るつもりですか!?」
それに、会長がそこの男を殺す瞬間を黙ってみてたらオレも同罪でしょっ引かれそうな気がするんで…
まだ臭い飯は食いたくない!
「…分かった。なら半殺しでどうだ?」
「分かってねぇぇぇ! 半殺しって…アイツすでに半殺し状態なんですけど!?そこを更に半殺したら……死にます!間違いなく!」
「…よし…分かった。なら半半殺しで…」
「全然分かってねぇじゃねーかぁぁぁ!」
ダメだこの人!
どうあってもアイツをこの世から消すつもりだ!
その後、結城にも協力してもらって何とか会長をなだめる事に成功。
半半半半半半半半半殺しくらいで手を打ってもらいました。
最初のコメントを投稿しよう!