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力尽きた結城を引きずりながら、オレは生徒会室に向かった。
この時間だと、普通の連中は登校していないため、校舎が妙に静かで、何となく違和感…
聞こえる声といえば、校庭で朝練に励んでいる運動部の声くらいである。
そんな事思いながら、たどり着いた生徒会室前。
すでに部屋からは何人かで談笑する声が漏れていた。
「うはぁ…やっぱり皆早いよなぁ……」
きっと1番遅いのがオレ達なんだろうなと、若干の罪悪感と緊張。
はぁ…
大きく息を吐き出し、オレは部屋のドアをノックした。
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