午前8時だよ!全員集合!

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「ごめんなさい。バトルって何ですか…」 もう色々とおかしいよッ! これバトル小説だっけ!? いや、違うよね!?健全なラブコメですよね!? 「あはは!知らないなら教えてあげるぅ~」 などと笑いながら、ちゃっかりオレの隣に座ってくる凛子さん。 そして、毎度の事ながらその光景を見た結城から黒いオーラが漏れ始めるのだった… 「境くんももう知ってるでしょ?ウチの会長がスッゴク強いの」 ピッと人差し指を立てながら、自慢げに話し始める凛子さん。 「えぇ…それはもう…」 だって目の前で恐ろしいの見ちゃったからね。 もう絡んできた不良が気の毒で仕方なかった… 「するとどうだろう? 運動部はどうしても最強の部員となりうる会長を、自分達の部に引き入れたい訳だよ。分かるかい?ワトソン君」 「あぁ…何かそんなマンガが存在しましたね…」 ナルホド理解! つまり 「会長ぉぉ!オレが勝ったら我が部に入部してくれぇぇぇ!」 ってな訳ですね。 もう全くあかねと同じ状況じゃないですか。 「もう仕事も終わってヒマだし、校門前に見に行くか?」 1人で納得していると、冬真さんが時計を見ながらそんな事を言い出した。 「…いいんですか?邪魔になったり…」 「いいんだよ。そんな事であの人の邪魔になんかなる訳ねーよ。それより早く行かないと終わっちまうぞ?」 「まぁ…そう言うなら」 そんな冬真さんの言葉に、少しワクワクしながら生徒会室を後にするオレであった。
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