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「というか…大丈夫なんですかね?」
「何が……あぁ、大丈夫だよ。ウチの会長の心配なんか無用だって」
いや、そうではなくてですね。
むしろ心配なのは運動部の方々ですよ。
まさか死人とか出たりしてないでしょうね…
そんな不安を胸に、オレは冬真さんに続いて校門前に向かった。
「おぉ!やってるなぁ!」
校門前につき、その光景を見ながら関心する冬真さん。
オレもひょっこりと顔を覗かせてみると…
「ぐあぁぁッッ!!?」
「足腰がまだ弱いッ!そんなのでは盗塁なんか成功せんぞッ! 次ぃぃ!」
まるで鬼コーチのようになってしまっている会長を発見してしまいました。
そして、その会長の周りには運動着を着た生徒達が大量に転がっているではありませんか。
「すっげ…」
思わずそんな声が漏れてしまう。
これはもう…ちょっとした地獄絵図であります。
「くくく…運動部の奴らも毎日毎日よくやるよ。おめぇらじゃ一生かかっても会長にゃ勝てないっての」
「……そうですね」
セカンドインパクトを起こすような会長ですもんね…
勝てる訳ないです…
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