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ザッ…ザッ…
ゆっくりと近づく会長の足音。
これ夜中に真っ暗な部屋でバイオやるより怖い!
シャレになってません!
「(ちょっとちょっと冬真さん!どうするんですか!?このままじゃ僕達殺されちゃいますよ!)」
「(くっ…逃げるぞッ!)」
「(えぇッ!?それって余計に死ぬ確立をあげる行為じゃないですか!?)」
アニメやドラマなど、危険な状況から逃げようとする人物の大半は死んでいるような気がするのは……気のせいじゃハズだ。
しかし、そんなオレの言葉も聞かずに逃走を計る冬真さん。
なんという足の速さだろうか。
もう姿が見えなくなってしまった…
くっ…やっぱり冬真さんに着いて逃げればよかった!
そんな事を考えていると…
ギャアァァァ…
「ん?」
校舎の中から悲鳴が聞こえたではありませんか。
もの凄く聞き覚えのある声だったんですけど…
ちょ、会ちょッ……ごめッ…ごめんなさッ……ギャアアァァ!!
どう聞いても冬真さんの声ですね。
本当にありがとうございました。
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