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「冬真さん、貴方のことは忘れませんから…」
どうやって会長が校舎内に瞬間移動したのかは、取り敢えず置いといて…
冬真さんの犠牲をムダにする訳にはいかないッ…
オレだけでも生き残らないとッ…!
「よし…逃げ」
「何処へ行くんだ?新谷…」
チーン。
オレ死亡しましたねコレ。
「い、いや…ちょっとトイレに」
「人の特訓を邪魔しておいて逃げるつもりか?そうかそうか…それは随分と礼儀正しい行為だな」
ニッコリと笑う会長。
いや、アレは笑ってませんね。
だって黒いもの。笑顔が黒いんだもの。
ボキッ…ゴキッ…
会長の指の関節がなにやら恐ろしい音を立てています。
ソレすっごくジャイア…ゲフン。
「それでは、お前にも特訓に付き合ってもらうとするかな…冬真のバカは相手にならなかったんでな…」
「そ、そうなんですかぁ…それは残念ですねぇ……でも、授業に遅れちゃうから」
「安心しろ。まだ始業の20分前だ。すぐに終わる…」
またまたニッコリと黒い笑みを浮かべた会長。
それが最後の記憶でした♪
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