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「うわあぁぁぁああぁぁぁぁッッッ!!」
「あぁあぁああああぁんんん♪」
変な声出すなぁぁぁぁ!!!
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいぃぃぃぃ!!!」
取り敢えず謝ってみる。
と、いうか!それ以前にッ!
こんな状況を誰かに見られてはマズい!
どう見てもオレが(凛子さんを)襲っているようにしか見えない!
「あんあん♪もっとよ…もっとよぉぉぉ!!!」
「ちょっと止めてくれませんかソレぇぇぇ!!?」
えぇい!
この人のペースに乗せられてはダメだぁぁ!!
もう無視してさっさとこの場を立ち去
「おぅ。若いのは元気でいいよなぁ…」
「それはどうも…………へッ!?」
あまりにも自然に会話に混じってきたもんだから、つい普通に返してしまった!
「さ、佐山先生ぇぇぇぇ!!?」
このやる気のなさそうな中年男性が、我が校の保健医、佐山 紀雄(サヤマ ノリオ)である。
まぁ普段は良い先生なのだが、機嫌が悪いと我々生徒に八つ当たりをしてくるので、保健室を訪れるタイミングを間違えると大変な目にあう。
しかし、基本は親しみやすい先生で通っているため、男女問わず人気が高い。
と、こんな説明など今はどうでもいい!
見られたッ!この状況をッ!
ヤバイよ!コレ絶対にマズいよぉぉぉッッ!
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