午前8時だよ!全員集合!

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きっと今の声は背後から聞こえたものだろう。 そして、恐らく今の凛とした声は… 「…何をしてるのかって聞いてるんだけど」 間違いなく結城 沙織! 最終鬼畜ドS彼女こと、結城 沙織ではないか! た、助かった…! とにかく、背中に乗っている凛子さんを何とかしてもらおう! それが第一だ! しかし、今は呼吸が困難な状態。 どうやって伝えたものか… 「(結城ッ!後ろの!凛呼さん!何とかしてチョンマゲ♪このままじゃ!オレ!息が出来なくてジ・エンド♪)」 とりあえず、ジェスチャーで伝えてみる。 オレ的には最高にいい感じで表現出来たけど…伝わったのだろうか? 「…なるほど」 おぉ! 伝わってる!オレ天才! 「(早く助けてくれ!)」 「うん」 ニッコリと笑い、スタスタとこちらに歩み寄ってくる結城。 しかし、オレは気付いてしまった… 結城のヤロウ!拳を握り締めてやがるッ! まさか凛子さんを殴るつもりか!? 「(おいッ!よせ!やめろ!暴力はダメだ!)」 必死でジェスチャーするも、結城はニッコリと笑ったまま止まらない。 マズいだろ! この人一応先輩だぞ!? 「このッ…」 射程範囲内に入った結城が、握っていた拳を振り上げる。 「(よせぇぇ!先輩だぞぉぉ!!)」 「変態がぁぁぁぁッッ!!」 バキィッ! 「ゴッファァァ!!?」 何故かオレが殴られた。
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