午前8時だよ!全員集合!

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「ぬぉぉぉッ…!」 強打した後頭部を抱え込むように丸くなり、小さな唸り声を発しながら床を頃がる。 痛いッ…痛いぞぉぉぉ! 気絶しなかった分、痛みが強烈過ぎるッ! 「境君!だ、大丈夫!?」 悶えるオレに、慌てて近寄ってくる凛子さん。 これが大丈夫に見えますか。 そう言いたい所だったが、余りの痛みに声が出せなかった。 「ちょっとアンタ!私の境君に何て事すんのよ!」 オレはいつからアンタの所有物になったんですか。 「それは私の犬よ!主人の私に断りもなくベタベタ近寄らないでくれる?」 ちょ、おまっ…犬て!犬って何やねん! もはや人類ですらないんですけどッ! 「あぁッ…可哀相な境君!あんな鬼畜女より私と一緒にいた方が幸せになれるわ。ねぇ境君?」 横目でチラリと結城に視線を送り、ニヤリと黒い笑みを浮かべる凛子さん。 何だか危ないニオイがするッ!
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