6644人が本棚に入れています
本棚に追加
「まぁ嫉妬してくれるのは単純に嬉しい…が!それだけで凛子さんを殺すというのはどうかと思」
「だから…違うって…」
プルプルと小刻みに体を震わしながら、再び消火器を持ち上げる結城。
そして
「言ってんだろぉぉぉぉがぁぁぁぁぁぁ!!」
キレた。
「必殺ッ!消火器ボンバァァァ!くたばれエロ犬がぁぁぁ!」
うわ、ちょっとだけカッコイイぞ!その技名…
「って、そんなこと考えて場合じゃねぇぇぇ!」
ハッと我に帰ったオレは、かろうじて消火器をかわして凛子さんを抱き抱えた。
「話し合う気もないようじゃの…結城よ…」
「うっさい!何そのジジイみたいな喋り方!?腹立つッ!」
怒り狂う結城だが、オレは至って冷静だった。
何故なら、オレにはこの状況を切り抜ける、とっておきの技があったからだ。
先祖代々ウチに伝わる、究極の奥義ッ…!
その名もッ…
「すいませんッッしたぁぁぁぁ!」
自らの額を地べたに擦り付け、全力で謝罪する…
ザ・DO☆GE☆ZA!
最初のコメントを投稿しよう!