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「あれ~?ドデカミンは売り切れかぁ…残念、じゃあコーラでいいや」
時は流れて昼休み。
今日は何となく学食を食いたくなったので、オレは西校舎1階にある食堂にきている。
そこでオレは「思い付きって結構大切なんだなぁ」と感じる事になる。
なんと今日は夏休み直前にしか販売されないという、我が高の幻の一品!
『期間限定!超冷やし中華!』
というメニューに出会ってしまったのだッ!
なんという偶然ッ!
なんというラッキー!
なんというハピナス!
今朝の不幸が嘘のようだッ…!
ふむ…やはり1日のどこかに不幸があれば、その日のどこかに幸運があるものなんだなぁ…
とにかく!これは食べるしかあるまいよ!
何と言っても限定30食だからな!
オラわくわくすっぞ!
そんなwktk気分で行列にならぶオレ。
30食のみか…行列を見る限り、人数はざっと20人弱…
ふむ…ギリギリ食べられるかな。
「くくく…今日のオレは勝ち組のようだな…くくく…くははは…ハァーッハッハッハー!」
「…あれ?あなたは確か…新谷 境也さん?」
興奮する余り、食堂のド真ん中で雄叫びに近い笑い声をあげていると、背後から聞き覚えのある声が。
その声で我に返ったオレは、声のした方を振り返る。
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