6644人が本棚に入れています
本棚に追加
/268ページ
そして
コツリ…
と、小さく響く足音に、オレの心臓の鼓動はさらに早くなりました。
ぎゃーぎゃー!
イタイよイタイよ!心臓が膨れ上がってイタイよぉぅぅぅぅ!
いや……負けるなオレ!落ち着けオレ!
こんな時こそビシッ!と決めなきゃいけねーでしょーが!
男、境也!いざ、決戦の舞台へぇぇぇ!
覚悟を決め、後ろを振り返ると、そこにあったのは夕日に照らされてオレンジ色に染まった長い髪。
風になびかれ、まるで小川のようにサラサラと揺れるそれは、いとも簡単にオレの視線を釘付けにさせます。
いや…オレだけじゃなく世界中の男は絶対に釘付けになると思いますね…
最初のコメントを投稿しよう!