その名は結城 沙織!

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ふと、小池の言葉が頭をよぎります… 『お前は彼女の裏の顔を知らないんだ!』 …… あー…ねぇ? アレだ。アレですよアレ。 ごめん小池。オレやられちゃいました。 彼女の裏の顔とやらにやられちゃいました。 まさか本当だとは思いもしませんでしたね… だって彼女ですよ?あの結城さんですよ? あの清楚で可憐な超美人女子高生の結城 沙織さんですよ? そ ん な バ カ な !  「ほら!なにボサッっとしてんの!?さっさとカバンもってきなさいよ」 そんなバカなぁぁぁぁぁ!! その瞬間、オレの中の彼女のイメージがガラガラと音を起てながら崩れ去っていきました。 こうして始まってしまったのです… 地獄という名の学校生活が… もぅ、オレが描いた理想の高校生活はかなわぬ夢となってしまったのであった…
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