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「ホレ。出来たぞ、お嬢さん」
「…」
ありったけの愛情を込めた料理をテーブルに置てあげます。
何が不満なのでしょう。
結城は料理を見つめながら萎えた表情になっていきます。
ん?何が不満なんだい?お父さんに言ってみなさい。ん?
「アンタねぇ………何で朝っぱらからステーキなんてヘビーなモン作ってんのぉぉぉ!?」
「オイオイ。贅沢言うなよ。いらねーならオレが食っちまうぜ?」
まったく…これだからお嬢様って奴は……
朝からステーキとか夢物語じゃないですか。ロマンじゃないですか。
男のロマンですよ。ロマン。
「じゃあアンタ全部食えぇぇぇ!」
「ぐぶふぉぉぉっ!??」
ステーキ顔面に投げ付けられました。
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