その名は結城 沙織!

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「境也ぁ。ちゃんとステーキ掃除した?学校行くわよ……って、何してんの?」 「ぐあぁぁぁ……は、腹がぁぁぁ…」 何故だ…!何故床に落ちただけの肉を食っただけで腹を壊す!? ぬおぉぉぉ…! 「アンタまさかっ…!さっきのやつ食べたの…?」 「だ、だって…もったいねぇから……ぬあぅっ!?」 想像を絶する程の腹の痛みに、その場にうずくまってしまいます。 ありえんっ!ありえんぞぉぉ! だって床に落ちただけですぞ? それなのに、こんな腹痛に…! 「あのステーキ肉、確か期限切れ…」 「先に言えよぉぉぉぉぉぉっ!!」 何でだぁぁぁ!何で期限切れた肉を冷蔵庫に保管してんだよぉぉぉ! 「バカねぇ~。ちゃんと確認しないからそんなことになんのよ。自業自得よ」 …!? もしやコイツ…オレが食べるのを予測して… 渾身の力を振り絞り、結城を見上げると… ニヤリ。 ぅあああぁぁぁあぁいうおおぉぉ!!?
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