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「いいか?境也…ニンジンが少しデカくてルーに若干コクがあるカレーが」
「えぇい!黙れ黙れぇ!貴様のカレー講座なんかどうでもいいんだよ!」
カレーを語るな。肩を掴むな。顔を近づけるな。鼻毛を見せびらかすな。
とにかく、言いたい事は山ほどありますが…
「んで、ジャガイモがザラザラしてるのが」
さて、どうしてくれようか…このカレーバカ。
人の話なんか全く聞いちゃいません…
そんなにカレーが好きなら、教科書のかわりにカレーをカバンに詰めてこればいいのよ。
「口じゃ伝わりにくいな。ホレ!これがそうだ」
ナンテコッタイ。
ホントにカバンからカレーが出てきちゃいました。
ありがとうございます。
加齢臭ならぬ、カレー臭がカバンから漂ってきます。
カバンを虐待しているとしか思えませんね。
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