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時間は進み、只今 昼の12時。
どうやらオレを追っていたクソ供は追跡を諦めてくれたようです。
しかし、いくら追跡が無くなったからとはいえ、アイツらがいる教室に戻る気もなく、オレは屋上で空を眺めていたのです。
こんなマッタリな時間が続けばいいなぁ。
何てことも叶わぬ願いです…
何故か結城も一緒について来やがりました。
「ねぇ境也…お腹が空いたわ。何か買ってきてよ」
「ムリだっつーの。さっきも言ったろ?クラスの連中に追われてんだって。見付かったら昼飯どころじゃねぇの」
「……フン…使えない奴隷ね…」
さっきから同じ会話ばっかりです…
結城は腹減ったしか言わないし…まぁオレも減ってますけどね。
しかしなぁ……今 昼飯買いに行くのには危険な時間帯なんですよ。
ちょうどクラスの連中も昼飯タイム。たぶんそこら辺をウロウロしてやがります。
ぐぅぅ~…
腹減ったぁ!
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