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「ねぇ!暇なんでしょ!付き合ってくれんの?」
「…何に付き合うのか、内容にもよるが……ちなみにに拒否権は?」
「無いわ」
じゃあ聞くなよ。
言葉の最後に?マークを付けるな。
「アンタは私の奴隷なの。アンタは私に意見出来ないのよ!」
「へいへい…分かりましたお嬢様。強盗だろうが暗殺だろうが、お前の気が済むまで付き合ってやるよ」
何かもう逆らう事すらどうでもよくなってきました。
コイツには一生勝てる気がしません。逃げれる気もしません。
ほんの数時間前までは
「絶対に奴隷なんざ止めてやるぅぅぅ!!」
って叫んでたのにね。
オレ情けない。
「で、何に付き合えと?」
「ちょっと一緒に来てほしい場所があんのよ。ついて来て」
結局、詳しい事は何も分からないまま、オレは結城について行くことになりました。
授業中の誰もいない廊下をズカズカと進んでいき、たどり着いた場所は…
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