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「いや。オレ生徒会なんか興味ねーし」
10字以内で解答してくれたのには感謝しましょう。
しかし、残念なことにオレは生徒会に入るつもりはないのです。
お前が生徒会に入りたいのは分かりました。
だが、オレを巻き込むな!
そんなに生徒会に入りたいなら、どうぞ一人で入りなさい。
私には一切関係ありませんので。
「じゃ、頑張れよ。オレは教室に戻るから」
結城の肩にポンと手を置いて、空いている逆の手の親指を立ててグットサインを作りました。
そして、そのまま立ち去る
「待て。逃がすか」
ことが出来ませんでした!
肩をガッチリと掴まれ、進行方向とは逆向きの力で引っ張られてしまいます。
くっ…!コイツ…強い!
「さっきも言ったけど、奴隷のアンタに拒否権は無いのよ?アンタも生徒会に入るの。分かった?」
「イヤだ!オレは生徒会なんぞに興味はないんだ!逃げる!コマンドの逃げるを選択するぞオレは!」
「だが、回り込まれてしまった!」
うっぜー。
わざわざオレに合わせて返答してくるあたりがうっぜー。
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