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回り込まれてしまったため、次は奴のターン。
あぁ、こんなことになるなら攻撃を選択しておくべきだった…
99%の確率で返り討ちにされであろうことは置いといて。
「ってそんなこと考えてる場合じゃねぇぇぇ!!」
首根っこを掴まれ、ズルリズルリと生徒会室に引きずられていきます。
そして、とうとう上半身が部屋に入ってしまいました。
ぬぉぉ!オレ覚醒!
とっさに両足を大きく開いて、ドアと壁に足を引っ掛けてやしました。
ガクンと動きが止まる結城。
ふん!ざまぁみやがれ!意地でもオレはここから動かない!
「ふぅん……そーゆうことするんだぁ?ま、その程度のことじゃ私は止められないけどね♪」
結城が呟いた瞬間、スッと耳もとに気配がしました。
そして
フゥッ…
耳に息を吹きかけてきやがったんです!
「はぁん♪」
ゾクリと全身を駆け巡る快感に、足の力が緩んでしまったのを奴は見逃しませんでした。
力まかせに部屋に引きずり込みやがったんです!
ニヤリ。
ずるいぞ!悪魔の手口だ!
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