生徒会へようこそ!

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そんな可哀相な彼に同情を抱いたオレは、四つん這いになって落ち込んでいる彼の肩に手を乗せ 「ドンマイ。生きてりゃいつかは良い事あるって」 そう励ましてあげました。 「やかましい!ほっとけ!」 「認めない…僕は認めない!と、いう訳で貴様に決闘を申し込むぞ!」 どういう訳ですか。 アンタ落ち込んだり怒ったり疲れる奴ですね。 小池とは違ったウザさを所持しておられる。 「僕が勝ったら沙織から手を引け!分かったか!」 「いや、そんな面倒なことしなくても、無条件でアンタにあげますよ。オレ別に要らないんで」 またもや人差し指を向けて叫ぶ彼に、冷静に返事をしてあげました。 そんなにコイツが好きなら、どうぞご自由にお持ち帰りください。 むしろ、持って帰ってください。 「境也ぁ?アンタいい根性してるわねぇ?ご主人様を他人に売ろうって訳?ちょっとお仕置きが必要みたいね……フフッ…」 ピンポンパンポーン! オレ終了のお知らせでーす♪
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