生徒会へようこそ!

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「ふん。今日はこれぐらいで勘弁してやるわ」 「これぐらいって……やり過ぎだろ…」 結城のヘッドロックに簡単にノされてしまいました。オレ情けない。 まだ頭の中でガンガンと何かが暴れまわっています。 「貴様ぁぁぁ!沙織にヘッドロックだとぉぉぉ!羨まし過ぎるんだ!この地味男め!」 地味男とか言うな! アンタみたいにハデな顔に生まれてこなかったんですよ! 羨ましいのはこっちの方だチクショウ! 「沙織!僕にもヘッドロックをかけてくれ!この男にだけするなど、僕は納得できない!」 アンタもう残念過ぎます。 顔はいいのに、そんな残念な性癖を持ってたら女子も寄り付きません。 「黙れ。このドブ男!」 お前も残念です。 そんなに美人なのに、性格と口の悪さはブサイク過ぎるでしょ。 「さぁ!早く僕をイジメて!沙織!」 「キモイ!キモイ!死ねぇぇぇぇぇ!」 「あぁん♪もっと!もっと踏みつけてぇぇぇ!」 何ですかコイツら。
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