生徒会へようこそ!

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「遅い!10分の遅刻だわ!」 「スンマセン…」 やはり7時というのは早いよ…早過ぎます。 朝が苦手なオレに、6時30分起きというのは厳し過ぎる訳ですよ。 「いや、結城よ…オレは悪くないんだ。携帯のアラームの野郎が時間になっても鳴らなかっ」 「言い訳してるヒマがあったらさっさと朝食を作れ!このアンポンタン!」 「御意」 諸君、ヒドイと思わんかね? こちらの言い分なんか聞きやしやがりません。 一日の始まりがこんな一方的なスタートで良いと思いますか? え?一発ガツンと言ってやればいいじゃん? ダメダメ。そんなことしたら殺されちゃいます。 いいかい?諸君? 彼女をただの美少女だと思っていてはダメです。 彼女は美少女の被り物を被った魔神なのですよ… 分かるかい?彼女に反撃する=死を意味するん… 「ブツブツ言ってないで朝食を作れぇぇ!」 「ギャーッ!鼻っ!鼻を殴るのは反則……ギャーーー!!」 こういう事になるんだよ。諸君。
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