6644人が本棚に入れています
本棚に追加
「……で、そちらの男性は?」
またまたニッコリ笑顔をオレに向けてきます。
今、彼の背後に白いバラが見えたような気がしました…
「ど、どうも…新谷 境也です。ヨ、ヨロシク」
恥ずかしさから、言葉を詰まらせながらの挨拶となってしまいました。
横にいる堂々とした態度の女がとても羨ま
「むん!」
「ごゅぅ!!?」
わき腹に肘鉄をくらいました。
結城さん!読心術はズルいと思います。
「境也君ですか。とうやら貴方も生徒会に入るみたいですね。がんばってください」
「あ、ハイ…」
またまたニッコリと笑みを向けてくる副会長。
その笑顔反則です。なんかすごく緊張するから。
このスマイルマンめ。
「おっと。そういえば、私がまだ自己紹介をしていませんでしたね。初めまして。時矢 時雨(トキヤ シグレ)と申します。よろしくお願いします」
まぁ。そんなに礼儀正しく挨拶をされても、対応に困るんですけどね。
最初のコメントを投稿しよう!