生徒会へようこそ!

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「……で、そちらの男性は?」 またまたニッコリ笑顔をオレに向けてきます。 今、彼の背後に白いバラが見えたような気がしました… 「ど、どうも…新谷 境也です。ヨ、ヨロシク」 恥ずかしさから、言葉を詰まらせながらの挨拶となってしまいました。 横にいる堂々とした態度の女がとても羨ま 「むん!」 「ごゅぅ!!?」 わき腹に肘鉄をくらいました。 結城さん!読心術はズルいと思います。 「境也君ですか。とうやら貴方も生徒会に入るみたいですね。がんばってください」 「あ、ハイ…」 またまたニッコリと笑みを向けてくる副会長。 その笑顔反則です。なんかすごく緊張するから。 このスマイルマンめ。 「おっと。そういえば、私がまだ自己紹介をしていませんでしたね。初めまして。時矢 時雨(トキヤ シグレ)と申します。よろしくお願いします」 まぁ。そんなに礼儀正しく挨拶をされても、対応に困るんですけどね。
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