6644人が本棚に入れています
本棚に追加
「じゃぁ…お言葉に甘えて座らせてもらおうかな…」
「おうおう!そんなに畏まらなくてもいいぜー!楽にしろよ、楽に!」
ケケケと個性的な笑い声を上げながら、冬真さんはソファーをバンバンと叩きます。
ここに座れと言っているようですね。
「あ。境くんはこっちおいでよ!私の隣ね♪」
冬真さんの隣に腰掛けようとした瞬間、凛子さんがそれを阻止。
冬真さんと同じようにソファーを叩き、ここに座れとジェスチャーをしてきます。
そんなことより…境くん?矢はドコ?
「おい凛!待てよ。オレが先に呼んだだろ?」
明らかに不機嫌そうな表情になった冬真さん。
ケンカが勃発しそうなんですけど…
「何よ。いいじゃない別に! じゃあそっちには結城さんをあげる。だから境くんはこっち。これでいいでしょ?」
いや、よくねーだろ。
そーいう問題じゃねーと思うんですけど。
困った…オレはどっちに行きゃいいんですか?
最初のコメントを投稿しよう!