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「ふふふ…素直でよろしい」
一段とニコニコ笑顔になる時雨さん。
一体 何がそんなに嬉しいのやら…
「さぁ。境也、沙織。あなた達の分の紅茶も用意しました。いつまでも立っていないで空いている場所に腰掛けなさい」
「あ、じゃぁ適当に…」
「境くんはココ♪」
冬真さんの横に座ろうと思ったのですが、寸前の所で凛子さんに引かれ、無理矢理に隣に座らされてしまいます。
結城の背後に鬼神が見えますね。気のせいじゃありません。
「じゃ、沙織はオレの隣だな。ちぇ~…オレぁ境也と話がしたかったのによぉ…」
ムスッと顔を膨らませる冬真さん。
すると、今まで静かだった光夜(変態)が急に立ち上がり、冬真さんにビシッと指を向けます。
「冬真!待て待て!沙織はボクの隣に座るんだぞ!」
アンタのソファー1人用ですね。
つまり、隣は存在しません。残念でした。
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