鬼の生徒会長

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「ま、コレだけ書類を減らせれば上等ですね」 作業の終わった書類をまとめながら、ニッコリと笑みを浮かべる時雨さん。 「やっぱ2人も増えると作業が楽になるなー!」 固まった筋肉を伸ばしながら呟く冬真さん。 「そうよねぇ。境也くん物覚えいいから、1人でテキパキと仕事してたもんねー。惚れ直しちゃった」 ニコニコ笑顔で腕にしがみ付いてくる凛子さん。 その光景を見ながら、ブラックなオーラを漏らし続ける結城。 「何を言う!沙織だってサラサラと仕事をこなしていたぞ! な!沙織!」 そう言って結城の肩に手を乗せる光夜。 不機嫌な結城に手を触れるとは…お主、大した度胸の持ち主よのぉ… その後、部屋の隅に光夜の残骸が転がっていたのは、言うまでもありません。
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