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『…クゥ…』真っ暗闇になんだか切ない音がする
千代は目が覚めた。
『クゥン…』
音は、どうやらネロのケージから聞こえてくるみたいだ。
千代はケージをジーッと見つめた。
真っ暗で何も見えない
…音が止む
布団に潜った。
『…クンクン--』
少し力強くなった
………ネロが鳴いてる…??
ネロの声は続く
『クンクン-ヒャイヒャイ--』
なんて悲しい声!
千代は悲しくなって、むくッと起き上がり、ネロのケージに近づく…
カンカンカン!!また違う音がした!!
鳴き声は止んだが音は激しい!!カンカンカンカンカンカンカンカンカン!!
なんの音??
千代はケージを開けた
ネロが飛び出して来た!!
『ペロペロペロペロ---ッ!!』
その勢いといったらすさまじい!!
(ひとりで閉じこめられてて淋しかったのかな?)
千代とネロは、この日から、ママには内緒で、ベットに一緒に眠るようになった♥
ネロはスースー寝息をたてて、千代の腕の中で眠った……
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